夏合宿~燕・槍・双六~(2018/8/1~8/6)

1日目(8/1)

今年も夏合宿の季節がやってきました。北アルプス組は、燕岳・槍ヶ岳・双六岳を縦走します。午前7時に成城大学に集合しバスに乗ること5時間、中房温泉のテント場に到着しました。温泉に入ったりトランプで遊んだりと、各々思い思いの時間を過ごしました。美味しい美味しい生姜焼きを食べて、明日からの縦走に備えて早めに寝床につきます。

 

2日目(8/2)

登山開始!眠たそうに眼をこすりながら、燕山荘を目指して林の中を登っていきます。途中の休憩場所であった合戦小屋では、名物らしいスイカが、、登山客も多く賑わっていて夏を感じられました。北アルプス三大急登を横目にビビりながらも、燕山荘に着きました。テントを張り、ピストンで燕岳まで向かいました。北アルプスの女王とも呼ばれるだけあって、コマクサの群生・ユニークな岩など、歩いているだけで楽しい道でした。

 

 

3日目(8/3)

この日は、大天井ヒュッテを通過しヒュッテ西岳まで行きます。強風に吹かれながら、稜線を進みました。ジリジリ照り付ける夏の日差しにへばりそうになりながらも、危険な崖の道もクリアして、コースタイムよりだいぶはやくテント場に着きました。初日はあんなに遠かった槍ヶ岳も、目の前に見えるほどの絶景テン場でした。テントの中がサウナ地獄状態だったので外でお昼寝をした結果、顔面火傷しました。日焼け止めの重要さを知った日でもありましたね~

一年生が炊いてくれたお米も大成功、毎日おいしいご飯が食べられました。あんなに上手く山でご飯が炊ける一年生、頼もしいです。

4日目(8/4)

ついに夏合宿の山場でもある槍ヶ岳を目指します!途中、梯子箇所の多い東鎌尾根を通る工程のため、より緊張感をもって挑まなければならない日でした。垂直に立つ長い梯子には、一年生も驚いたことかと思います。ここまでの疲れで体調不良者もちらほらと出てはいましたが、一人ひとりが協力して、無事に殺生ヒュッテまで辿り着きました。そのまま槍ヶ岳山頂まで登ります。やはりシーズンということで山頂付近はとても込み合っていましたが、うまく前との間隔を取りつつ、全員登頂!山頂から見た360度の大展望の景色は忘れません。

5日目(8/5)

槍ヶ岳にお別れをして、双六岳の方向へ向かいます。寒さに耐えながら西鎌尾根を歩きました。西鎌尾根も東鎌同様、足のすくむような危険な箇所がいくつもあり、慎重に進みました。危険ゾーンを過ぎると、天国のような稜線コースが待っていました、、!後ろを振り返ると、自分たちが歩いてきた西鎌尾根と槍ヶ岳がセットで見え、ああこんなに歩いたんだなあ、と徒歩の無限の力を感じました。赤い双六小屋が見えたときは声を出して喜んでいました。双六小屋のテント場はとても広々としていて、水も冷たくてより一層美味しく感じ、疲れた体にしみました。牛乳パックのパッケージにできそうな景色を横目に、山頂まで行きます。双六岳の特徴でもある広い山頂付近は、駆け抜けられるほど広くて綺麗で本当に楽しかったです。


6日目(8/6)

最終日は、新穂高の方へ下ります。朝、小屋の横から、少し雲掛かっていたものの真っ赤に染まった朝焼けが見れとても綺麗でした。長い新道を抜け、全員元気に下山できました。

今年の夏合宿は、毎日プラネタリウムのような星空が見え、申し分ない天気でした。そして何より、部員全員が大きな怪我なく無事に合宿を終えることが出来、本当にホッとしました。たくさんの面で支えてくれた3年生には感謝でいっぱいです。1、2年生には、今回見た景色を忘れず、経験をこれからにぜひ活かしてほしいと思います。

6日間お疲れ様でした!