笠ヶ岳合宿

 1日目
ついに始まった夏合宿。初日は成城大学集合で、バスに乗り、、、 へ。集合する際にややゴタゴタがあったが、なんとか無事に出発。この日の行程は、45分ほど歩けばわさび平小屋に着いてしまうので、みんな楽しそうであったが、連日の猛暑でたった45分歩いただけでみんなヘトヘトになっていた。途中のお助け風にどれだけ助けられたことか、、。この日の夕食はレトルトだったので、各々思い思いのものを持ってきていた。おでんで失敗していた人もいたが、、。明日の笠新道は、高低差約1,400メートルの難所であり、さらにこの気温で登れるのかという不安を抱えたまま眠りについた。<image1.JPG>


 2日目
まだ薄暗い中、笠ヶ岳へ。笠新道は、あまりにも急で辛く今無理をするとこの後に支障がでると判断し、前日に隊列を変更し、その隊で登ることとなった。いきなりの急登に驚いたが、時間が経ち日が昇っていくと、まさに地獄のような感じがした。去年の夏合宿がとても寒かったので、寒さ対策はしっかりしていたが、全くそんなことは役に立たず、もっと塩分や、水分を取れる行動食を持っていくべきであったと思った。登っている途中で、何人かの体調不良者が出て、さらには、軽い高山病にかかってしまった人も出た。それでも、なんとかこの日の宿である笠ヶ岳山荘に到着した。<image2.JPG>

 3日目
この日は5時ごろから見える朝日を見るために、サブザックで笠ヶ岳へ。前日の夕方に少し天気が崩れて朝日が見れるか不安ではあったが、その心配をよそにいい天気であった。特に綺麗だったのが、雲海に映る笠ヶ岳の陰であった。昨日の体調不良者の続出と、リーダーの判断により、この日は行き来た道を撤退することが決まった。杓子平までの分岐は、難なく行くことができたが、笠新道の下りは上り並みに辛く、体調が万全でもかなり辛いものがあった。よくこんな道を登ってこれたなと、つくづく思う。隊列は体調不良者をかばうように組まれていたおかげで、帰りはみんな無事に下山した。最後は松本駅までバスで行き、そこで駅ビバークをして各々帰宅した。<image3.JPG>