一日目
朝、大学に集合したみんなは「テストはどうだった?」と、口々に言っています。この時期の成城大学生特有の挨拶ですね、もはや風物詩でもあります。単位で苦しんでいる様を眺めるのが私の楽しみでもあります。
初日は、バス移動のみでしたが、エンジン故障により真夏の高速道路上に数時間放置され、私たちは思い思いにサウナを楽しみ、汗を流しました。
須砂渡キャンプ場では、管理人さんの粋な計らいでタープを貸していただき、その上入浴することもできたのでとても楽しいキャンプ(?)となりました。
二日目
この日は蝶ヶ岳ヒュッテまでの急登でした。
ただただツラい、さらにこういうときに限り晴れるというお約束。
直射日光と急登という組み合わせは確実に私たちを殺しにきてました。
テント場についたみんなの顔が一様に死んだ魚の目をしていて、まるでゾンビ映画を観ているかのようでした、少し盛りましたが。
三日目
蝶ヶ岳から常念ヶ岳の登山道は稜線で一見短く見えますが、待っていたのはえげつない岩場。
常念主峰前後の道はごつごつした岩を進むので膝への負担が心配でしたが、みんな無事に登りきったようでなによりです。
頂上での天候は芳しくはありませんでしたが、この日の行動中の天候は全体的に良かったです、
が、夕方になるにつれてだんだんと雲がかかってきて、なんだか嫌な予感がしてきます、勘ですが。
四日目
私の勘は良く当たります。
テントから出ると視界に広がるのは一面の濃い霧、ヘッドライトを点けるとまるで銀玉遊戯屋から出ているあの光のよう…。
出発時には横殴りの風と雨も加わり「いよいよいつもの山行が始まったな」と、私は、例えるなら実家に帰省したような安心感さえも覚えてしまうほどでした、慣れとは恐ろしいものです。
今日は大天井岳を経由し西岳ヒュッテを目指します。
稜線は天候も相まってとても寒く、ウェアもぐっしょり。
私たちの隊は大天井岳山頂には登りませんでしたが、大天荘に寄り休憩をしました。
暖かいって最高、あと山荘で働いていた女性が可愛かったですよね?
五日目
今日はいよいよ待ちに待った槍ヶ岳!まぁ今年も登れず終いでしたが。
天候には敵いませんので仕方のないことですね。
私たちは水俣乗越から分岐を折れ、大曲経由で横尾山荘を目指すことになりました。
やはり下山となったら早い、みんなサクサク降りていきます。
さて横尾山荘には着きましたが、到着時間があまりにも早かったので上高地のテント場まで頑張ろうということになりました。
さて上高地には着きましたが、到着時間があまりにも早かったので家まで頑張ろうということになりました。そうです、一日早い帰宅です。
上高地バスターミナルで私は今年も鳥の山賊焼きを食べました。やっぱり肉はいいですね。
てなわけで合宿終了です、お疲れ様でした。